海外終身保険VS国内USD建て終身保険 比較検証

皆さん

こんにちは。保険アドバイザーの野村です。

東京２３区では、いよいよ明日21日に桜が開花しますね！

若い頃は大してなんとも思わなかったことが、歳を重ねると趣向が変わってきて、

食べ物の好みまでも変わってくる今日頃ごろですw。

さて、昨日六本木ヒルズにオフィスのあるI社に訪問しました。

日本の保険では満足できないから、法人で海外保険を検討されているとか・・・。

ご存知のように、法人保険とりわけ「全損保険」は事実上終了ですから、今後は節税にかかわらずそういった相談も

増えてくるかと個人的には増えてくるかと思います（海外保険は節税にはなりませんが・・・）。

海外保険の方が良い！というのは、弊社保険・投資Blog両サイドでお伝えしておりますが、実際どれぐらい違うか

今回検証してみたいと思います。

今回の相談者

42歳男性 非喫煙

死亡保険：USD3,000,000（約33,000万円）

払込期間：15年（年払い）

保険期間：終身（海外終身保険は100歳満了）

まずは、国内生保ですが外資系のM社のUSD建て終身保険の試算結果ですが・・・

年払い保険料はUSD105,327（約1,158万円）×15年払い＝USD1,579,905（約17,378万円）がお支払い合計となります。

試算書はこちらです↓

最低保証3%で推移した場合、USDベースで損益分岐点は14年目で20年後の返戻率は113.3%となります！

次に、以前に何度かご紹介している海外終身保険（https://offshore-hoken.com/archives/28 ）ですが、年払い保険料はUSD102,330（約1,125万円）×15年払い＝USD1,534,950（約16,884万円）がお支払い合計となります。

USD44,955（約494万円）お支払い合計額が安くなります！

次に、試算書はこちらです↓

現行利率で推移した場合、USDベースでの損益分岐点は13年目（USD1,330,290お支払いして、解約返戻金はUSD1,465,071）と上記国内生保とさほど変わりませんが、そこからの返戻率の上がり具体が半端ないw

20年後の返戻率はなんと177.7%！！

そして、死亡保障額も運用益に応じて上乗せされますので、20年後に解約せずに万が一お亡くなりになっても、

USD5,433,602（約６億円）！！

となります。

返戻率と保障の高さでみても、一目瞭然で違いがわかるかと思います。

また、この会社はお二人の役員で経営されておりますが、いざという時の後継者がいないために

生命保険を活用した自社株対策や相続資金対策を早急にしなくてはいけないということ

また、何にもなかった時には役員退職金として受け取る

これらを考えた場合に条件の悪い国内よりも海外保険で検討となったわけです。

ただ、これだけの保険金額となりますと海外で診査も必要となってきますので、体況状態もよくヒアリングしないといけませんね。

これでけの死亡保障を用意するケースは稀ですが、

「国内のUSD建て終身なら、海外終身保険だよな〜」となるかと思います。

また、お客様のご要望に合わせた個別試算書の作成も可能ですので、何なりとご相談ください。

以上、第29回目のBlogでした。